PEAKを生きる

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つい感情的になってしまう人は「情動と感情」を分けて捉えられるようになろう

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感情的になってしまうと、つい「カッ」となってしまって後悔することありますよね。本当は、感情を上手にコントロールしたい思ってる人も多いと思います。

実は、感情には段階があります。まず情動が起こり、その情動を認知して感情が起こります

なので「認知を変える」と「感情をコントロール」することができるようになるんですよね。

情動と感情

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まずは詳しく「情動と感情」を定義したいと思います。似たようなものとして捉えられてる方もいると思いますが、脳科学では別々の言葉として使われます

情動

まずは情動です。情動は「生理学的な反応」とおぼえてください。

例えば、突然「ワッ!」っと驚かされると

  • ドキッとする
  • 身体を動かす
  • 汗がでる

など、体が勝手に動く反応です。これを情動と呼びます

感情

感情は「情動の認知」です。

驚かされて、ドキッとしたり、汗が出た時に「怖い」と感じることですね。

「怖い」と感じるのは、過去の経験などから推測したりしているんですよね。これが自動的に起こっています。

自動的に起こることによって

  • 敵を見てドキッとする
  • 「怖い」と感じ、逃げる決断をする

みたいな行動が素早くとれるわけです

感情をコントロールするには?

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情動は生理反応として起こるもなので、コントロールすることは難しいです。

なので、認知をコントロールすることで感情をコントロールしましょう。まずは、「怖い」と感じた時に、「何が怖いのか?」と観察することです。

すると、原因となったことや、それによって起こった情動を認知することができます。これを「メタ認知」と呼んだりします。

メタ認知が上手くできるようになると、感情がコントロールしやすくなるわけです。EQの能力のうちの1つですね。

「怖い=自分」と考えるのではなく「情動=怖い」と自分が認知していると理解するのです

  • I am scared : 「自分=怖い」
  • I feel scared :「自分≠怖い」

と英語で書くとわかりやすいかと思います。

瞑想の効果

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さて、メタ認知能力を向上させるにはどうしたら良いでしょうか?

おすすめは瞑想です。瞑想の効果は様々ありますが、「自分を観察」できるようになることが大きなメリットです。

特に瞑想法の中でも、ヴィパッサナー瞑想がおすすめです。呼吸に意識を向けつつも、頭の中で起こることを「観察する」瞑想法です。

これができるようになると、感情に惑わされることなく情動を捉えられることができます。感情的になって、「自分をコントロールできなくなる」こともなくなります

1日3分からでも瞑想を始めてみてはいかがでしょうか?

お試しあれ!

呼吸による癒し―実践ヴィパッサナー瞑想

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