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PEAKを生きる

科学の力で、能力を最大化するブログ

効率的な英語学習法とは?インプット仮説編

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英語の効率的な学習方法はあるのでしょうか?

有力な仮説が2つあります。前回は「自動化仮説」についてお話しました。今回は、もう一方の「インプット仮説」についてのお話です

英語教師のための第二言語習得論入門

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インプットするだけで習得できる?

インプット仮説の発想は、赤ちゃんの言語習得です。赤ちゃんは親が話している言語をひたすら聞いてるだけなのに、ある日突然話し始めますよね。

文法を教えたわけでもないのに、なんとなく理解して話している。僕らの日本語も、学校でしっかり習ったわけではないけど、暗黙知として知ってる部分が多いですよね

これは大量のインプットによるものだ!というのがインプット仮説の主張です

アウトプットも必要

しかし、本当にインプットだけで良いのでしょうか?これには反例があって「受容バイリンガル」と言われる人たちの存在です。

受容バイリンガルの人は、第二言語が聞いて理解することはできても、話すことはできない人たちです

アメリカに移住した日本人家庭の例

例えば、アメリカに移住した日本人の子供は「受動バイリンガル」になりやすいと言われています。

子供は小学校などで、英語を使います。一方、家庭では日本語が飛び交います。するとどっちの言葉も使えるようになりそうです。

しかし子供は小学校で英語を話すことの方が優先度が高いので、家庭でも英語を使います

すると、日本語は聞いて理解できるものの、話せなくなってしまうという受容バイリンガルになるわけです。

これ自体は悪いことではありませんが、インプットしてるだけでは話せなくなるという事例なわけです

頭の中で考えるぐらいで良い

どれぐらいのアウトプットが必要なのでしょうか?実は頭の中で考えるぐらいでも十分だと言われています

日記を書くぐらいでも十分です。それよりもインプットのほうがやはり重要だと言われてるわけですね。

インプットは大切だが、アウトプットも念頭に

「インプット仮説」自体は、インプットしていればオッケー!という仮説だったのですが、アウトプットも少しは念頭に置いておかないとダメだということがわかりました

また、こちらの仮説にもづいた教育は日本では行なわれていないのが現状です。もっと、インプット仮説も注目されるべきだと思います

しかし、もちろんテストがしにくいなどの運用上の問題はあるんでしょうね。

英語学習者は積極的に採用していくべきではないでしょうか。

英語多読・多聴指導マニュアル (英語教育21世紀叢書)

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