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10日間のヴィパッサナー瞑想合宿(リトリート)に行ってくるのだ!

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 瞑想が科学的に効果が高いと知り、一年間実践してきた。主観的ではあるが、たしかに効果があるように感じている。さて、瞑想といえどもさまざまな種類がある。中でもヴィパッサナー瞑想とサマタ瞑想が有名だ。僕は、その中でも、ヴィパッサナー瞑想に重点をおいて実践してきたつもりだ。なぜなら、ブッダが菩提樹の木の下で悟った瞑想法が、ヴィパッサナー瞑想だから。それに、研究でもヴィパッサナー瞑想を扱ったものが多い。

ヴィパッサナー協会

https://www.jp.dhamma.org/ja/

 Googleでヴィパッサナー瞑想を調べると一番上に出て来るサイトがこれだ。日本ヴィパッサナー協会のサイトだ。瞑想の方法を教えてくれるサイトではなく、ヴィパッサナー瞑想コースを行っている非営利団体のホームページになっている。サイトの作りが少し古めかしいため、ちょっと怪しい感じがするのはご愛嬌(最初に訪れたときに、すぐに戻るボタンを押したのは内緒だ)。

論文にも多数出演

 最近、論文などを読んでいると、瞑想法としてS.N. Goenka(ゴエンカ)氏の名前が紹介される。ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想は、科学的にも研究されている・由緒ある瞑想法であることを知った。ゴエンカ氏はヴィパッサナー瞑想が出来るコースを世界各地で実施しており、瞑想の指導者として有名になったようだ。

 さて、ゴエンカ氏の教えている瞑想法はヴィパッサナー瞑想だ。ヴィパッサナー瞑想についてはわかりやすい本も出ているし、ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想を解説した本もある(どちらも面白いが、理屈っぽい人は後で紹介する仏教思想のゼロポイントから読んだほうが、理解が深まる)。

ブッダの瞑想法: ヴィパッサナー瞑想の理論と実践

ブッダの瞑想法: ヴィパッサナー瞑想の理論と実践

ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門―豊かな人生の技法

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瞑想合宿(リトリート)との出会い

パレオな男さんのセルフリトリート

 僕は内容を知れれば、あとは自分で実践する派なので、Museを使ったりして、継続してヴィパッサナー瞑想を実践してきた。しかし、そんな時に見つけたのが、瞑想合宿の効果についての論文だった[1][パレオさんによる解説]。6日の瞑想リトリートを行うと、リゾートで過ごしたのと同じぐらいのリラックス効果が現れ、それが10ヶ月も続く(リゾートの効果は1ヶ月しか持たない)のだ。なんとコスパのいい!

 「パレオな兄貴は、この論文を読んで自宅でリトリートをしてるのかぁ、さすがだなぁ」と思っているとその記事の中に「有名な千葉の瞑想センター」の文字が。これはまさか、ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想協会のコースのことか!!(ちなみに論文のリトリートはサンティエゴのチョプラセンターで行われている)。

 また、2016年に発表されている瞑想合宿につてのレビュー論文[2]には、ゴエンカ氏の10日間の瞑想合宿の結果も多く掲載されている。憂鬱・不安・ストレスの低下に効果があり、QoLが向上したそうだ。またマインドフルネス度が向上したみたいだ。レビュー論文なので、信憑性が高いので期待大だ。

瞑想研究者と僕の古巣

 また、勉強会で、京大で瞑想の科学の研究をしている藤野 正寛さんにお会いした。ヴィパッサナー瞑想センターの合宿に参加したことがきっかけで、仕事をやめ瞑想の研究を始められたとか。そして、縁があることに、僕が学生時代にお世話になっていてた研究室とも一緒に共同研究されているそうだ(僕がいた当時は、瞑想の研究はしてなかった。心の未来研究センターの関係などから、瞑想の研究も始めているようだ)。ちなみに、被験者として僕の脳のfMRIのデータがある気がするので、欲しい。とても、欲しい。そして今の脳のデータも欲しい!!!

10日のハードル

 ほかにも友人などからも話があったことから、ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想合宿への興味は高まっていった(実は3年ほど前から知っている)。さて、ヴィパッサナー瞑想コースは、10日間の瞑想合宿がメインだ。これに参加しないことには、始まらない。しかし、10日間の合宿はなかなかハードルが高い。前後1日も必要なので、実質12日間必要なのだ。しかも、合宿中はインターネットから完全に隔離されるので、「ちょっとメール返信」なんてのもできないのである。

理解のある会社(もしくは修行としての休暇)

 なかなか、12日間の連続の休みをとるのは難しい。パレオさんがやってるように自宅でリトリートを実践していようと考え、土曜日に実践してみようと思っていたのだが、あえなく失敗した。何回か試そうとしたが、難しかった(計画性が重要だ。パレオさんを見習いたい)。そうこうしているうちに、夏休みが5日とれることに気づいた。そして、1年間の瞑想の効果もあってか、風邪もひかなくなった(瞑想で免疫力が上がることがわかっている)ので、有給が大量に余っている。「これは瞑想合宿に使うしかない」。誰もが、納得した瞬間だった(12日間、全く連絡が取れないので、会社の皆さんにはご迷惑おかけします)。

予定は調和した

 さて、そんなこんなで、瞑想合宿に参加できる算段が整ったのである。実は、瞑想合宿はとても人気で、予約がすぐに埋まる。2ヶ月先の日程で、予約開始と同時に予約しないと、予約できないぐらいである。7月に夏休みが付与され、2ヶ月後の9月中旬。ちょうど、運良く、予約ができたのである。準備は整った!!

想像の中のリトリート

 ということで、9月中旬から始まるヴィパッサナー瞑想の10日間の合宿に参加する。コース規律を読むと面白いのだが、非日常過ぎて、想像を絶する。

欲なき規律

  • 10日間、誰とも話すことができない(メンター除く)
    • インターネット禁止
    • 電子機器禁止
    • 本も禁止!!
    • ノートとペンも禁止
  • 早寝早起き
    • 4時おき(!!)
    • 9時半就寝(7時間半睡眠)
  • 1日中ひたすら瞑想!!
    • 食事とシャワー以外は、散歩ぐらいが娯楽

 すごい、すごすぎる。インターネットにどっぷり使っている、僕は生きていけるのでしょうか。心配です。途中で脱落する人もいるらしい。ちなみに、友人と一緒にいくのが、せめてもの救いかもしれない(しかし、実施期間中は話せない!!きっと変な感じだ笑)。本当に、連絡がつかないのだが、真に緊急の場合はヴィパッサナー瞑想協会の千葉ダンマーディッチャまで連絡してもらえると、取次してもらえるはずだ(もし何かありましたら、何卒)。

意外な持ち物

 必要な持ち物なんかもあったりして、面白い。シーツ(なぜ、持っていくのか笑)や懐中電灯(寝床に明かりがないらしい笑)が必要だったりする。ほかにも、ネットにある体験記などから、必要そうなものを揃えたりして、準備した。帰ってきたら、役に立ったものなどをまとめたい(とはいえ、必要そうなものは少ない)。

共通感覚として、怪しさについて

 さて、科学的なエビデンスを前にしても、なんとなくの”怪しさ”が残るのは致し方ない。そして、やや心配どころではある。文章の書き方や、少し排他的なところが”怪しさ”を醸し出している。どうしてもブッダや仏教用語が出てくるので、仏教から連想される宗教感などが漂うのである(日本は仏教が基本なので、そもそも良いはずなのだが、なぜかこのように文章化されると拒否反応を示す。それに哲学と宗教の境界線が曖昧だ)。また、合宿という密教的な手法も気になるところではある。しかし、これも明記してあるとおり、宗教的な儀式ではない。であれば、手法論などはオープンにした方がいいのでは?とも思う(一方で、研究に協力していたりと、オープンなところもあるようだ。なので、安心した[3][4])。

科学の実践、あと実証哲学とか

科学的エビデンスに対する言及

 まとめますと、科学としての瞑想を実践しに、10日間の瞑想合宿に行ってくる。リトリートでガッツリと休息なのだ(10ヶ月リゾート分)。リゾートなんて行ったことないので、すっごい癒されるに違いない。ほかにも、一般的に瞑想の効果として知られている、集中力が上がったり、睡眠の質が上がったりすること(7年ほど実践すれば、さらにガッツリ良くなる[5])を期待している。30日ほどの合宿であれば、顔も穏やかになるそうだ。今回は日数的にそれには満たないが、顔の変化にも注目しても面白いかもしれない(自分ではわからないと思うが)。

実証哲学としての、仏教思想

 残る議題は、実践的な哲学としての瞑想で、それは「悟り」や「涅槃」「無我の境地」といったものだろう。仏教思想のゼロポイントが、わかりやすく解説してくれているのだが、それでも悟り・涅槃は、「体験」なのだ。どうやら、考えても及ばないところ(頭でわかろうとしても、前提が違いすぎるところ)があるようだ。だからこそ、体験としての瞑想が存在する。今回の瞑想合宿における僕の目的としては二の次(科学的に認知されている効果が最優先)ではあるが、実証哲学は、実践してきたい所存である(もともとヴィパッサナー瞑想はそれを目的にしている。仏教用語が使われているため、ややこしく見える。ぜひ、仏教思想のゼロポイントを読んで、仏教思想を宗教から哲学へと昇華させて欲しい)。これも、実証主義ということであろう。

仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か

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身体化された心―仏教思想からのエナクティブ・アプローチ

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行ってきます!!

 ということで、行ってきます!!! (9月13日〜24日まで連絡取れないですが、ビックリしないでください。これが一番言いたかったこと。)