瞑想やってますか?マインドフルネスが世界的に流行しているため、瞑想に注目が集まっていますね。
「瞑想って、無になるやつでしょ?」
「宗教っぽくって、なんだか怖い」
「知って入るけど、効果があるのかわからない」
と考えている人が多いのではないでしょうか。瞑想を知っていても、実際に瞑想をしている人は少ないと思います。
「瞑想をやりたいけど、やり方があってるのかわからない」
と考え込んでしまって、瞑想できてない人もいます。
そのような人に伝えたいのは、瞑想は注意のトレーニングであることです。瞑想は様々なバックグランドを持つため多種多様な説明がされますが、「注意のトレーニングである」と認識してください。
さて、瞑想はなぜ注意力に効果があるのでしょうか?
瞑想のやり方を紹介してから、日常で役に立つ場面を紹介したいと思います。注意力のトレーニングであることが理解できると思います。
様々な研究結果があり、科学的にも瞑想の効果は証明されつつありますが、今回は実例で理解しましょう!
集中瞑想(サマタ瞑想)
瞑想には様々な種類がありますが、一番基礎となる集中瞑想(サマタ瞑想)を紹介します
調身
まずは、姿勢を正しましょう。椅子に座っていても、あぐらで座っても大丈夫です。
呼吸が楽になるように、座りましょう。
結跏趺坐など、難しい座り方をする必要はありません。できるのであれば、集中力があがるのでやった方がいいですが、必須ではありません。
呼吸が楽な姿勢で座れたら、目を閉じましょう
調息
呼吸を整えます。
吐く息を長くすることを意識しましょう。吐く息を長くすると副交感神経が優位に働きリラックスできます
一分間に4〜6回の呼吸になるように息を数えます。
4秒吸って、8秒吐くのがオススメです
調心
注意を呼吸に集中させましょう。まずは5分、行います。
呼吸に集中していると、脳が暇になってきていろいろと考えが浮かんでくると思います。
考えが浮かんできたら、「別のことを考えている自分」に気づき、呼吸に注意を戻しましょう。
考えていたことは「あとで考えよう」と思って、頭の片隅に追いやってください。
注意力のトレーニング
瞑想は注意のトレーニングであることが理解できたでしょうか?
重要なのは、最後のステップです。頭の中の考えに気づき、注意を戻すトレーニングなのです。
呼吸に集中するのは、とてもつまんないからです。意識しなくても呼吸はできますよね?だからこそトレーニングになるのです!
生活がどのようにかわるのか?
20分の瞑想を8週間行うと、脳の構造にまで変化が起こると言われています。集中力を司る脳の部位の結合が強くなることがわかっています。
では実際にはどんなメリットがあるのか一例を紹介しようと思います
日常での瞑想による効果
仕事中、こんなことはないでしょうか?
明日までにやらなくてはいけない仕事があります。しばらく集中して作業を行っていました。
上司の妨害
すると、上司が現れて、別の案件について「どうなってるんだっけ?」と尋ねてきました。
テキパキと「これこれこうです」と答えます。上司は満足そうに自席に戻っていきます。
さて、あなたはすぐに、明日までにやらなくてはいけない仕事に、もどれるでしょうか?
ここで多くの人が「別の案件」について考え始めることになります。別のことが気になり「そういえばアレってどうなってたっけ?」などと考え始めてしまいます。
「ふと」考え始めてしまう
上司の妨害のほかにも、「ふと」考え始めてしまう妨害もあります。
「今日のランチ何食べようかな?」
「明日の飲み会のお店決まってたっけ?」
など、考えが巡り始めます。そして、一度考え始めたら、止まらなくなります。
これも経験している人は多いのではないでしょうか。
慣性の法則
心理的な「慣性の法則」というものがあります。一度考え始めると止まらなくなってしまいます。
ツァイガルニク効果と言って、
達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象
もあり、一度考え始めたことを、途中でやめるのは難しいのです。未完成なのでどうしても気になってしまうんですよね。
瞑想で養った注意力で切り替える
瞑想で注意力のトレーニングをした人は、すばやく切り替えることができます。
瞑想によって
- 思考に気づく力
- 注意を戻す力
が鍛えられています。
瞑想で脳がとてもつまらない呼吸に注意を戻す訓練をしているおかげです。「あっ、いま別のことを考えていた」と気づくことができ、やるべき事に注意を戻すことができます。
まとめ
瞑想は注意のトレーニングです。
意識しなくてもできる呼吸という、とてもつまらないことに注意をする訓練をすることで、日々の注意力が鍛えられると思いませんか?
注意力を鍛えるトレーニングって、他にはないと思うので、ぜひお試しあれ!
- 作者: メンタリストDaiGo
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2016/05/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
トレーニングできるデバイスもあるので、あわせてどうぞ