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投資で安定した運用をするために必要な能力とは?「敗者のゲーム」を読んで、初心者から脱出しよう

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投資に必要な能力を付けたい。投資と聞くと様々な知識が必要で、難しそうなイメージがありますよね。僕も難しそうと思って、ずっと貯金をしていた時期がありました。

そもそも投資にはどういう能力が必要なのでしょうか?敗者のゲーム」に詳しく書いてあったので紹介したいと思います

敗者のゲーム〈原著第6版〉

敗者のゲーム〈原著第6版〉

投資に必要な能力は4つ

投資に必要な能力とはどんなものでしょう?

  1. 市場タイミングの選択
  2. 個別銘柄または特定グループの選択
  3. ポートフォリオの構成ないし戦略のタイムリーな変更
  4. 優れた長期投資コンセプトもしくは投資哲学の開発、商品化

敗者のゲーム

最初の2つは投資のイメージに近いですね!いつ、何を買うのか?とても重要そうですね。

一方でポートフォリオや長期投資は、なんだか難しそうです。

タイミングはほぼ無理!銘柄選定も難しい

投資家は「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければいけないということだ。相場のタイミングに掛ける投資は間違っており、決して考えてはいけない

敗者のゲーム

必要な能力のうち、市場タイミングの選択はほぼ不可能です。あきらめましょう笑

プロでも難しいので、サラリーマンで市場に張り付くことも不可能な僕にとってはありがたい事実です。

また銘柄の選定も難しいので、効率的で適切な投資を行うためには、こちらも諦めたほうが無難です。

ポートフォリオが重要!

ポートフォリオ・マネジメントとは、いわば投資におけるエンジニアリングである。有効なポートフォリオ・マネジメントとは、意図せざるリスクを排除し、意図した水準のマーケット・リスクを引き受けることにより期待リターンを最大化するもの

敗者のゲーム

仕事でエンジニアをしている僕にとっては、なかなか興味深い文章です。意図しないリスクを排除しながらも、リスク・リターンに見合った投資をしましょう!ということですね

例えば、為替は意図しないリスクが大きいとされています。一方で株式はリスク・リターンが測定しやすいんですよね

運用期間が長ければ長いほど、ポートフォリオ全体の実際の収益率は平均収益率に近づく

敗者のゲーム

平均収益率が計算できるようなポートフォリオを組む必要があります

長期的な視点が大切

運用期間が十分長ければ、短期では非常にリスキーと見える運用手法を、大きな不安を感じることなく取り入れることが出来る。

敗者のゲーム

長期的な投資をすれば、収益率は平均収益率に近づきます。なので、株式のような一見リスクが大きい投資でも、収益率が高ければ恐れることなく投資することができます

実際に投資するにはどうしたらいいの?

  1. 自分自身の投資目的の確認と、その達成のために望ましい資産分配比率の策定
  2. 株式ポートフォリをの構成の決定
  3. アクティブ対パッシブ比率の蹴ってい・・・多くの投資家にとっては、長期的にはパッシブがお勧め
  4. 個別ファンドの選択
  5. アクティブな運用・・・個別銘柄の選択・売買実行

敗者のゲーム

5つのステップで、投資を考えていきましょう。僕の例をあげてみますね。ちょっと極端かもしれませんが笑

  1. 早期リタイアのための資産形成(5億ぐらい欲しい笑)なので、余剰資金はすべて株式
  2. 国内:国外= 1 : 1
  3. 国外は情報を取りにくいのでパッシブ100%。国内はアクティブ:パッシブ = 1 : 1(将来的にはパッシブを増やしていきたい)
  4. 僕が買ってるインデックスファンド
  5. 自分の業界に近くて、よく知ってる会社の株式を買う

こんな感じです。もともと投資初心者だった頃にアクティブ投資で、適当に個別株式をそこそこ購入しています。それの名残でアクティブが多めですが、徐々に売却してパッシブに回していってます。

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(現在のポートフォリオ。まだ個別株が多い)

5億って途方もない数字ですが、平均収益率7%として、5000万持っていたら35年で到達する見込みです。僕はもうそろそろ30歳なので65歳には5億!5000万持ってないけど笑

早期リタイアはなかなか難しそうですね。しかし5億持ってたら、配当が2%ほど出ると、1千万の不労所得になります。夢があります。

敗者のゲーム〈原著第6版〉

敗者のゲーム〈原著第6版〉