「健康になるために腸を整えよう」というフレーズを、よく見るようになったのではないだろうか。ヨーグルトを食べ始めた人も増えてきている。しかし「腸を整えるのが大切」と言われても、どれほど大切なのかが分からない。健康になるための情報があふれるなか、腸はどれほど重要視したらいいだろうか。
腸は健康のセンターピンだ。第二の脳とも言われ、重要視されはじめている。腸内環境を整えれば、様々な病気の予防になる[1]。
そこで、詳しく学ぶために「脳はバカ、腸はかしこい」を読んだ。読みやすい文章で書かれているのでおすすめだ。Kindle Unlimitedでも読める。

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ストレスが幸せを殺す瞬間
腸内環境を保つためには、ストレスのなるべく少ない生活を心がけ、セロトニン量を一定に保つことが大切
ストレスは腸内環境を悪化させる。幸せホルモンである、セロトニンの分泌量を減らしてしまう。ストレスがない生活を送り、セロトニン量を減らさないことが重要だ。
活性酸素が邪魔をする
活性酸素が、セロトニンを作るのに大事な腸を攻撃しているのです
天敵は活性酸素だ。活性酸素は、体内で様々な悪さをする。腸までも攻撃し、腸内環境を荒らすのだ。
食べるほどに、バカになる
糖質を食べすぎると、活性酸素が多く発生して脳の機能も悪くなるのです
砂糖は厄介だ。糖が脳内で分解されると、活性酸素が発生し、脳機能が悪くなってしまう。つまり、バカになるのだ。実際に、ジュースをよく飲む人は記憶力が悪いことがわかっている[2]。
足りなくなると困る、オメガ3
オメガ3不飽和脂肪酸の不足が脳神経のシナプス機構と情動行動に有害な結果をもたらす
オメガ3を摂取することは、脳の健康には重要だ。不足すると恐ろしいことになる。積極的に青魚などを摂取したいものだ。
生きる工場を守れ!
食べるものが、体を作っている。工場を想像してみてほしい。作りたい製品があっても、必要な部品がなければ作ることはできない。ストレスがある工場は上手く生産できないし、活性酸素というサビが大切な機器の生産性を悪化させている。体は生きる工場なのだ。
腸内細菌は労働者だ。環境を良くし、十分な報酬を与えてやる必要がある。ストライキを起こされると、たまったもんじゃない。腸内にいる細菌達とは、仲良く生きていきたいものだ。労働環境を向上させ、体という工場を生産的な場所にしていきたい。一緒に生きているという感覚を持ち続けたいものだ。
おまけ
さらに詳しく知りたい人は「腸科学」がオススメだ。

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抗生物質は腸内環境を悪化させる原因だ。風邪を引いても、抗生物質は飲まないほうが良い。
腸内細菌は免疫にも重要な役割を果たしている。
腸内細菌は赤ワインがお好き?
腸内細菌は人によって違うことを知ることは大切だ。健康になるためには、遺伝子よりも重要かもしれない。

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