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図書館が便利すぎる!ネットで予約できて、近くの図書館で受け取れるなんて感動だ

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「本は購入するもの。図書館で借りるのは邪道」と思っていたのだが、問題が生じた。主に問題は2つある。本を購入する代金が生活に支障をきたしていることと、本をおいておく物理的スペースがなくなってきていることだ。

本の減価償却期間

前者については、中古本を買うことで、なんとかしのいできた。Kindle本は高いから、紙の本を買う(紙じゃないと読む効率も悪い)。そうすると、家に本がたまっていく。読んで面白くなかった本は捨てればいいのだが、どれもこれも”そこそこ”面白いから困ったものだ。

昔買った本を、引っ越しのタイミングで捨てたことがあるのだが、また読みたくなって、再度買ったりしている。選別するのはとても難しい。1回読んで、「面白くないなぁ」と思っても、1年後にふとしたつながりで読み返したい本があったりもする。

頭の中のインデックス

1読目は、頭にインデックスを作る作業だ。2読目以降は、調べごとをしたり、詳しく知りたいの作業になる。1読目から2読目の間に、どれぐらい時間が開くのかも分からないし、2読目が必要かどうかの判断を1読目で出来るわけでもない。

そんなこんなで悩んでいるタイミングで、図書館という言葉を発見した。そういえば、図書館というものがあったなと思い出したのだ。本は家にある方が良いのは間違いないのだが、どうも今抱えている問題を解決できる方法はなさそうだった。そこで、図書館を頼ってみたのだが、これがおもったより良かったのだ。特に、1読目の頭にインデックスを作る作業であれば十分に使える(本を手元においておきながら、じっくり長いじかねをかけて考えるには向いていない)。

図書館へ行こう

さて、図書館というのは昔よりもはるかに便利になっている。利用者登録さえすれば、ネットから資料の予約ができる。しかも、東京では区内の図書館にほしい書物があれば、予約しておけば家の近くの図書館に取り寄せてくれる。なんと、便利なサービスなのだ!と思わず唸った。こんなサービスが無料で使えるなんて、良い国に住んでいるものだ。

古い本ばかりが図書館にあるわけではない。案外、最近出版された本も借りることが出来る。ただ、出版前から話題の本は、予約待ちでいっぱいなのは仕方がない(その場合は、東京都立図書館や国会図書館に行こう!館内での閲覧のみ可能なので、リアルタイムに他の人とバッティングしなければ読むことが出来る)。1年ぐらい経つと、予約待ちしなくても借りることが出来ることがほとんどだ。

20冊まで借りれるのも素晴らしい。読みたい本があるたびに、ネットで予約している。それでも20冊までは、なかなか到達しない。また、2週間での返却期間も良い。ダラダラと読むことがなくなる。締め切り効果というやつだ。ただ、どうしてもって本は、次の予約がなければ、ネットから延長申請が行える。本当に便利なのだ。また、新しい習慣として本のメモをとるようになった。Evernoteに放り込んでいるのだが、これが案外良い。

家に本を迎え入れる

一ヶ月ほど図書館を利用させてもらっているが、本がほしいと思ったタイミングは3つだった。

  • 好きな著者の最新刊で話題の本
  • すぐに2読目が訪れた本
  • リファレンス本

話題の書

好きな著者の最新刊で話題の書といえば、タレブの反脆弱性、クリステンセンのジョブ理論などだ。これらは、図書館では予約が一杯で、いつ読めるのかもわからない状態になっている(1年待てば読めそうだが、それでは遅い)。

思い出せない

すぐに2読目が訪れた本は、ダンカン・ワッツの偶然の科学だった。グラッドウェルのティッピング・ポイントを読んでいるときに、「そういえば偶然の科学で反論されていたな」と思い出したのだが、どのように反論されていたのかを思い出せず購入した。頭のインデックスは上手く働いているようだが、記憶力はそれほど良くないので、本が手元にある方が良い。

いつでもリファレンス

リファレンス本は教科書のようなものだ。これは2週間では読み切れない。カンデル神経科学とかそういうたぐいの本。ほかにも、佐藤 優の読書の技法や侍留 啓介の新・独学術に感化されて、高校の参考書である理解しやすい政治・経済を買ったりした。

Amazonから図書館へ

本を読むかどうかは、Amazonを見てから決めている。著者について調べたり、目次を読んだり、レビューを読んだりと便利だ。そして、面白いなと思った本は、ウィッシュリストに先ずは登録する。それから図書館にあるかどうかを調べる。

そこで、よいChromeエクステンションを見つけた。「その本、図書館にありますか?」だ。ド直球の、名前がとてもよい。Amazonで本のページを開くと、その本が図書館にあるかどうかを調べてくれる。貸出の状況までわかるすぐれものだ。図書館は2つ登録することが出来る。僕は自分の家の近くの図書館と、都立図書館を設定している。

図書館は思ったより便利だった。ネットで予約できて、区内の図書館であれば取り寄せまでしてくれる(これがとてつもなく便利だ)。ぜひ、活用してみて欲しい。

図書館に訊け! (ちくま新書)

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