会社の生産性を高めるためには、どのようなことに気をつけたらよいのだろうか。会社の外から見える生産性は、資金をどのように投資するかだろう。そのため綺麗な事業計画が作られ、それを推進することが社内でも重要になってきている。
そのためマネージメントとは、いかに資金をうまく使うか・いかに事業計画から外れないかのような資金を中心としたスタイルになりがちだ。
しかし、本当に生産性の高い会社というのは、そのような会社なのであろうか。そこで「TIME TALENT ENERGY 組織の生産性を最大化するマネージメント」を読んだ。
TIME TALENT ENERGY ―組織の生産性を最大化するマネジメント
- 作者: マイケル・マンキンス,エリック・ガートン,石川順也,西脇文彦,堀之内順至,ベイン・アンド・カンパニー,斎藤栄一郎
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2017/10/17
- メディア: 単行本
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大切なのは時間、人材、意欲だ
これからの時代を生き抜く生産性の高い会社は、次の3つのことをうまく管理しなければいけない。
時間、人材、意欲を上手に管理できる企業こそ、今の競争を勝ち抜く企業なのである
特に日本企業で働いて、感じるのはミーティングの多さや、根回しなどに使う時間だろう。
資金の投資と同じように慎重に時間を投資せよ
資金よりも時間の方が大切かもしれない。なぜならお金を借りることができても、時間は借りることができないからだ。人を増やせばいいという話でもない。
なぜ近年コミュニケーションコストが増加したのか
ではどれぐらいの時間、無駄なコミュニケーションに時間を要してるのであろうか。それは週に約1日だ。
週に1日常は不要なやりとりに終始していることになる。開くべきではない会議、参加を依頼されるべきではない会議に出席し、送信すべきではないメールを書き、受け取るべきではないメールを読まされているのだ。
なぜこんなにも無駄なコミュニケーションに時間がとられているのだろうか。しかもこのコミュニケーションにとられている時間は、近年増大している。その理由はデジタル化によるものだ。
- 会議設定のコストが格段に下がったこと
- 電話会議やテレビ会議PCの画面共有などの形で、以前とは比べものにならないほど会議に参加しやすくなっている
特に日本は・・・
特に日本の企業においては、グローバル企業と比較して時間をおろそかにしすぎだ。人数の多い会議や、無駄な定例などが慣習的に行われているためだろう。
日本企業の組織生産力指数は平均で92にとどまり、グローバル平均の113を大きくした。結果となったのだ
自分の組織では、気をつけていきたいものですなぁ。僕は、自分が参加する必要のなさそうな会議には基本的には出ないようにしている。
TIME TALENT ENERGY ―組織の生産性を最大化するマネジメント
- 作者: マイケル・マンキンス,エリック・ガートン,石川順也,西脇文彦,堀之内順至,ベイン・アンド・カンパニー,斎藤栄一郎
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