コーヒー飲んでますか?僕は大好きなので、毎朝1杯のコーヒーは欠かさずに飲んでいます。
さて、コーヒーにはいろいろな健康効果があることはよく知られています。眠くならないだけではないんですよ!
2015年の研究[1]では、コーヒーを毎日1~5杯ありとあらゆる死亡原因のリスクが低かったという結果あります
このときは原因があまり良くわかってなかったんですが、最新の研究[2]で、心臓病などの心血管疾患に関しては、原因がわかってきた!ということなんですよね[3]
嬉しい限りですね
炎症が原因だった!
この研究では、コーヒーに含まれているカフェインが、心臓病などに関わる循環器系の炎症の誘発を防いでくれることがわかったんですよね。つまり、コーヒーを飲んでいると長生き!の仕組みがわかったのです。
すごいですね!
炎症という言葉をあまり聞き慣れてない人もおられると思いますが、「かぜの科学」で説明しているので御覧ください
年代の2つのグループに分けて遺伝子を分析
まず、この実験では、まず人間の被験者を2つのグループに分けています。20代~30代のグループと、60歳以上のグループです
この2つのグループの血液を調べてみたところ、60歳以上のグループではある遺伝子の発動が活発だったんですよね。この遺伝子が活性化していると炎症タンパク質が生成されるんですよね。
遺伝子の活発さでグループを分けて分析
そこで、次は60歳以上のグループをさらに、その遺伝子が活発かどうかで2つのグループに分けました。
すると、遺伝子が活発だったグループは、高血圧であったり動脈硬化の兆候があったのです。
またさらに、細胞にダメージを引き起こす可能性のあるフリーラジカルも多かったのです。さらにその生成物である、核酸代謝産物も多かったんですよね。
核酸代謝産物で炎症が起こる
さらにマウスによる実験で、核酸代謝産物によって培養した免疫細胞で、今回対象になってる遺伝子を活性化できたんですよね。
そして、炎症タンパク質が増加してることがわかりました。
これが心臓病などの心血管疾患の原因だったわけです
カフェインによって炎症が起こらなかった!
次にカフェイン代謝物と核酸代謝産物で免疫細胞を培養したところ、炎症反応が見られなかったんですよね。
カフェインによって、心臓病などの心血管疾患が予防できそうだ!というわけです
カフェインを飲んで長生き!
カフェインが炎症反応を防御してくれてるのはうれしい結果ですね。今回の結果は、コーヒーだけではなくカフェインが入っていれば問題ないので、コーヒーが苦手な人は緑茶なんかでも大丈夫ですね
ということでカフェインは積極的に摂取していきたいところですが、覚醒効果も高いので寝る8時間前までというルールは破らないほうが良さそうです
コーヒー好きの僕としては嬉しい結果でした!
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