ブログを多くの人に読んで欲しい。ブログを書いてる人なら誰でも考えることだろう。ブログの文章だけではなく、サービスを作ってる人も「多くの人に使って欲しい」という気持ちは大きいだろう。
僕は趣味としてブログを書いている。インプットの質を上げるためのアウトプットでもある。しかし、多くの人に読んでもらえるとやはり嬉しい。はてぶやスターがつくと、さらに喜びは大きい。はてブが報酬となり、僕の中では習慣になってきている[1]。
しかし、「この記事は面白い!」と自分で思っても、ぜんぜんはてブがつかないこともある。「文章が悪かったのかな?」「読まれるブログの方法ってあるのだろうか?」なんて考えることもある。
そこで、「アーティストのためのハンドブック」を読んだ。制作につきまとう不安との付き合い方を教えてくれる本だ。
アーティストのためのハンドブック 制作につきまとう不安との付き合い方
- 作者: デイヴィッド・ベイルズ,テッド・オーランド,野崎武夫
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 41回
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本文
ブログの書き方・作り方を学ぶ必要があるのだろうか?
作品制作の方法で大切なことは、作品を制作することによって学ぶ
方法だけを教科書で学ぶのは難しい。やはり制作をすることによって、学ぶのが一番なのだ。歩きながら考えることが大切だ。失敗を繰り返しながら、学んでいくのが良い。これはビジネスでも一緒だ。ビジネスについては、リーン・スタートアップが参考になる。
頭でっかちになってはいけない
質より量を
では、どうすればいいのか。それはたくさん作ることだ。
自分の気になる作品をつくること。それもたくさん作ること
アーティストの場合は「自分の気になる」作品であることが重要だ。ビジネスでは顧客の課題を探るために、まずは顧客開発をする。しかし、アーティストの場合は「自分の気になる」作品であることが重要だ。顧客に惑わされすぎてはいけない。平均的な面白くないものを作ってしまう可能性があるからだ。
ブログは「10年前の自分に語りかけるように書く」のが良いとも言われている。10年前の自分に何を伝えたいだろうか?それをどういう言葉で伝えるだろうか?
承認欲求というリスク
理解されたいという欲求にはリスクがある
承認欲求にはリスクがあるからだ。アートは平均化された事実を取り扱うのではない。あなたが感じた個性を表現するほうが良い作品になるし、それがアートなのだ。
アートが取り扱うのは、どんなときでも、ある特定の”岩"です
作品を作る上で気をつけること
多くの人にブログを読んで欲しい。その承認欲求が、作品を作る上ではリスクになる。面白いブログを書いてる人は、事象を一般化せずに特定の体験を面白く書ける人が多い。そして、大量のエントリーを書いてる人が多い。やはりブログも制作することによって、ブログの書き方を学ぶのだ。
文章を書くことも、慣れが必要だ。まずはたくさん作ることから始めよう。考えるのは、その後でも遅くはない。勇気をもらえる一冊だった。
アーティストのためのハンドブック 制作につきまとう不安との付き合い方
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おまけ
承認されたいという欲求と、それが得られなかったときのガッカリに耐えられるだろうか? 心の強さを得るために、レジリエンスを学ぶと良い
世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方
- 作者: 久世浩司
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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続けることは大切だ。日々の積み重ねが、大きな成果になる。自問というテクニックを使って、レジリエンスを高めよう
- 作者: エリック・ベルトランド・ラーセン,山口真由,鹿田昌美
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2015/05/09
- メディア: 単行本
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オリジナリティは大切だ。オリジナルな人ってどんな人だろう? 心理学者が、さまざまな観点からオリジナルな人を分析する
ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)
- 作者: アダムグラント,シェリルサンドバーグ,Adam Grant,Sheryl Sandberg,楠木建
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2016/06/24
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