リスクマネジメントが重要だ。リスクを管理し、リスクヘッジすることが大切であることはご存知だろう。失敗するのは怖い。先に予見して避けるべきだ。会社でもリスクマネジメントが重要視されているだろう。
しかし、リスクに対して怯え過ぎではないだろうか。リスクを回避するばかりで、実行しなかったときの損を考えられているだろうか。「美人の隣に座れるのは、美人に告白した男だけだ。」とインベスターZの8巻でホリエモンも言っている[1]
そこで「リスクを取らないリスク」を読んだ。リスクの新たな視点で見直そう。リスクマネジメントの考え方が変わるだろう。
- 作者: 堀古英司
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2014/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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リスクを取らないリスク
「リスクを取らないリスク」は大きい
リスクを取らないリスクは実は大きい。リスクを回避ししてばっかりだと、良いリターンが得られない。美女の隣にも座れないのだ。今までに見逃してきた、チャンスを考えてみよう。その時にリスクをどのように考えていたのか、振り返ってみると良い。
また投資をしている人にとっては「持たざるリスク」という言葉が馴染みが深いだろう。今の市場のように、日経平均が順調に伸びている局面で、ポジションを持ってないほうがリスクがあるのだ。
リスク3原則
- 人間はリスク回避本能を持っている
- ハイリスク・ハイリターン、ノーリスク・ノーリタン
- リスクとリターンのバランスは、需要と供給によって変わる
美味しいリターンがあることを知っていても、リスクを取れないことがある。それは人間がリスク回避本能を持っているからだ。生物が、リスクを恐れるのは正しい。生存競争で勝ち残れないからだ。しかし、死にもしないこと対しても同じ脳が働いてしまっていることが問題だ。
またリスクを取るほうがリターンは大きい。リスクを取らなければ、リターンは得られない。この法則を覚えておかなくてはいけない。
リスクを回避するには
- 事前に徹底的に分析すること
- 短期勝負に出ない
どのようにリスクを取るべきだろうか。それは事前に分析することが重要だ。想定外の出来事が起こることを徹底的に潰すのだ。ホリエモンが流行語大賞をとった「想定内」を思い出そう。想定しておくことは、リスクを取る時にとても大切なことだ。
また短期勝負に出てはいけない。リスクを感じる期間を短くし、リスクからすぐに開放されたいと願う。しかし、それはリスクを正しく分析できてな可能性が高い。自分がどう感じるかではなく、論理的にリスクを評価しないといけない。短期勝負になってしまっているときは、リスクを感じる時間を無意識に考慮してないか考えよう。
実行しなかったときのリスク
リスクを取ることは怖いことだ。失敗することは、だれだって怖い。それは回避本能を持っているからなのだ。しかし、徹底的にリスクを分析し評価すれば、リスクを取ることが出来る。その時には「リスクを取らないリスク」をちゃんと考慮すべきだ。
実行したときのリスクと同時に、実行しなかったときのリスクも分析すること
「実行しなかったときのリスク」を考えることが大切だ。リスクという言葉が出てきたときには、注意して考えよう。悪い面ばかり目立たせてはいけないのだ。
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