Bitcoinを使ったサービスが流行っているのはご存知だろう。最近だとVALUの話題だった。個人を株式会社と見立てて、株のようなものを発券することが出来るサービスだ。Bitcoinは送金が楽なので、決済と紐付いたサービスが作りやすい。
ところで、あなたのメールボックスは綺麗だろうか?未読のメールがたまっている人も多いのではないだろうか。そして、その多くが宣伝のメールだろう。あなたの注意を引くのに必死なメールたちだ。私たちは、このようなメールを無視する。必要ないからだ。
毎日おびただしい数のメールが送られてくる。私たちは、そのメールの中から必要なメールを判断して読む必要がある。不要なメールばかりではなく、大切な人からのメールもあるからだ。このメールの判別処理に時間を取られてる人も多いだろう。
inboxというスマートなメールボクス
Gmailを使ってる人には、inboxという強力なアプリケーションがある。Googleの人工知能がメールを自動的に判別し、フォルダ分けしてくれる。これによりメールの判別がしやすくなっている。とても便利なので使ってみて欲しい。
Bitcoinを支払わないとメールが送れない?
しかし、それでもメールを数多く選定するのには変わりはない。そこそこ時間がかかる。それをBitcoinを使って解決しようとしている人達がいる。それがBitBounceだ。
BitBounceは自分がメールを受け取りたい人を登録しておくと、その人達はあなたに無料でメールを送ることが出来る。一方で、登録してない人からメールが来ると、あなたのメールボックスには届かない。まずはBitBounceが自動で返信してくれる。「メールをお届けするには0.05 Bitcoinが必要です」といった具合だ。メールの送信者が0.05 Bitcoin支払うと、あなたにメールが届く。
BitBounceを使うことによって、不要なメールにイライラすることはなくなるだろう。不要なメールが届いても、あなたは0.05 Bitcoin稼ぐことに成功しているからだ。
BitBounceの問題点
「なんて良いサービスなのだろう!」と思ったのだが、問題はリストを作るところにある。連絡先を登録しておかないと「Bitcoin払え!こら!」とメールが自動的に送られてしまう。これが失礼に当たることもあるだろう。例えば、名刺交換をしたあとは、すぐにメールアドレスを登録しておかないと失礼だ。
新しいプラットフォームなら解決できるか
BitBounceより前にリリースされていたサービスが、同じような問題に取り組んでいた。それはLinkedInで大量にメッセージが来てしまう問題だ。転職の市場価値があがればあがるほど、メッセージが大量に来てしまうことになるだろう。それをBitcoinで解決しようとしていたのが、21.coだ。
LinkedInのようなサービスなのだが、メッセージに返信するとBitcoinを稼ぐことが出来る。多くのメッセージが来ると、沢山稼げるのだ。問題はまだ使ってる人が少ないことだ。理解されるにも少し時間がかかるだろう。
僕にBitcoinをプレゼントしたい人はこちらからメッセージを頂ければと思う。僕がメッセージを読んで返信するのに、20$支払わないといけない設定になっている。
ブロクチェーンのサービスに注目だ
このようなBitcoinを使ったサービスはまだまだ増えていきそうだ。Bitcoinを支払い機能としてのみ使うものもあれば、ブロクチェーンの仕組みをサービスに使うサービスもある。ブロクチェーンを使ったサービスには注目していきたい。

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
- 作者: ドン・タプスコット,アレックス・タプスコット,高橋璃子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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