「カフェインが炎症反応を制御して長生きできるよ」という記事を書いた。他にも「コーヒーは飲めば飲むほど健康効果がアップする」のような話もあって、積極的にコーヒーは飲んでいた。
しかし、どうも睡眠の質が上がらない。そこでおなじみの「パレオな男」を読んでいたら、どうもカフェインレス生活をおくっているようだ。そこで、理由を探るために過去記事を読み漁った。
カフェインレスで元気になる?
まずは「カフェイン断ちをしたら逆に元気が出てた」そのこと。ルールは1週間から2週間カフェインをとらない生活を行うこと。コーヒーや緑茶は完全にカット。紅茶・ウーロン茶・ココアもNGだ。そしたら元気になったということみたい。
ただ、これが効果があるのは遺伝によるみたいだ。10パーセント程度の人が高カフェイン感受性の遺伝子を持っており、カフェインによって強い反応起こしてしまう人だ。コーヒーを飲んだ後に心拍数が上がりやすい人は高カフェイン感受性の遺伝子を持っている可能性が高い。この人は、カフェイン断ちをすると元気になるかもしれないということだ。
高カフェイン感受性かどうかは性格によってもわかる。「内向的な人はカフェイン感受性が高い」らしい。日本人は内向的な人が多いので10パーセントよりも多くの人が高カフェイン感受性の遺伝子を持っている可能性は高い(アメリカは30%が内向的に対して、日本は70%が内向的)。僕も内向的な方なので、当てはまりそうだ。
カフェインは疲れの原因?
さて、なぜカフェインを断つと元気になるのだろうか。それはカフェインを取り過ぎると疲れを感知する部分が増えるからだそうだ[1]。
アデノシンという物質でこれが脳のレセプターに感知されると眠気が生じる。カフェインを摂取すると、カフェインがアデノシンレセプターをブロックしてくれるので眠気を感じなくなる(なので眠くなる前にカフェインをとらないと意味はない!)。しかしカフェインを摂りすぎるとアデノシンレセプターが増えてしまう。そうすると疲れやすくなるのだ。
コーヒーは飲めば飲むほど健康になると思っていたが、カフェイン感受性が高い人には逆効果みたいだ[2]。とほほ。
カフェインレス生活
ということで、コーヒーを飲むと心拍数すぐ上がりやすいし、内向的な僕はカフェインをやめてみるという実験を始めることにした。これで睡眠の質が上がってくれたらいいなぁ。
ちなみにルールは少し優し目にしてある。コーヒーだけがぶっちぎりでカフェイン量が多いので、カフェインの入っているコーヒーは必ずNG。次点でお茶系(緑茶・紅茶・ウーロン茶)もNG。最後に、ココアだけは一日一杯飲むことにしている。
ココアのカフェイン量は少ないようだ。ただ諸説あり、コーヒー1杯あたり約120mgに対して、ココア一杯(150ml)あたりカフェインが45mgの記事もあれば、6mgと言っている記事もある。
実感として、ココアを飲んでもコーヒーを飲んだ後に感じる「脳が覚醒する感じ」はあまり感じないので、大丈夫であろうと思っている。
しばらく睡眠の質をの向上目指して、カフェインレス生活を続けてみるつもりだ。早速カフェインレスのコーヒーを購入した。しかし、お酒もやめたので、飲み会で飲めるもの(ウーロン茶・緑茶がダメなので・・・)がない笑
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