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圧倒的当事者意識の醸成し、仕事で活躍する人材を育成するために気をつけること5つ

 圧倒的当事者意識という言葉を聞いたことがある人もいるだろう。リクルートに興味を持った人は、もしかしたら一番最初に出会う言葉かもしれない。それほどリクルートは圧倒的当事者意識を重要視している(リクルート用語としてATIと略されることもある。A(圧倒的)T(当事者)I(意識)だ。リクルートではよくあることだ)。

圧倒的当事者意識の効用

 なぜ当事者意識が大切なのだろうか。「TIME TALENT ENERGY 組織の生産性を最大化するマネージメント」を参考に見てみよう。

 当事者意識は組織の生産性を高めてくれる。意欲はとても大切なのだ。

意欲が旺盛な企業は、驚くような成果を達成できる。当事者意識と強力な企業文化は、時間と人材という2つの希少な経営資源がもたらす効果は何倍にも増幅するのである。

圧倒的当事者意識を醸成するために

 「当事者意識を持て」といっても環境が整っていないと、社員は当事者意識を持つことは難しい。当事者意識を引き出すためには、気を付けないといけないことが5つある。

  1. 違いを出すことに注力する
  2. 信頼を前提にする
  3. リスクを取ることを恐れない
  4. 管理者個人よりもチームに権限移譲する
  5. 企業文化やビジネス習慣や指針はあってもルールはない

 ダニエルピンクが「モチベーション3.0」で語っている、モチベーションを上げるために必要な要素の3つのうちの1つ「自主性」にも近いだろう。社員を1人の人間と認め、思いっきり任せてみる。そのような風土が整っているからこそ、社員は圧倒的当事者意識を発揮できるのだ。  

TIME TALENT ENERGY ―組織の生産性を最大化するマネジメント

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  • 作者: マイケル・マンキンス,エリック・ガートン,石川順也,西脇文彦,堀之内順至,ベイン・アンド・カンパニー,斎藤栄一郎
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