ブログを書いていると、もっと記事をたくさん書きたいのに、なかなか筆が進まないことがある。そんな経験を持っているブロガーの人も多いだろう。他にも、文章を書かなくてはいけないのに、なかなか文章が書けないという人もいるだろう。僕もそうだ。
僕は文章書くのはそれほど得意ではない。文章の書き方のような本を今までたくさん読んできたが、そのような本の多くは、文章を書くテクニックである表現の方法・構成(起承転結など)の方法などが語られることが多い。
しかし、文章のテクニック本を読んでも、文章をたくさん書けるようにはならなかった。何が問題なのだろうか。
超高速で文章を書くすごい著者
この問題の原因は、文章書くための「素材」が集まってないことだと、「10倍速く書ける超スピード文章術」の著者である著者である上阪 徹は語る。
上阪さんは、超高速で文章を書き上げるプロのライターだ。
- 担当した書籍は100冊を超え
- 1ヶ月で15万字
- 5日で1冊の本を書き上げる
様々なメディアに寄稿ながらも、23年間1度も締め切りに遅れたことはないという。
- AERA
- 就職ジャーナル
- リクナビNEXTジャーナル
のようなサイトに寄稿されているようだ。上阪さんは、元リクルートだ。
文章には素材が必須だ
凄腕のプロライターの著者によると、文章を書くスピード格段に速くする秘訣がある。しかもそれは、たったひとつだ。
「文章の中身」を「素材」と呼んでいます。 文章を書くスピード格段に速くするためのたったひとつの秘訣は、この「素材」を意識することです。
つまり、文章構成するための内容を事実や自分の考えを素材としてストックしていけば、それが自然と文章になるというのだ。素材が集まっていないと、料理を始められないように、文章も素材がないと書き始められない。多くの人は、素材を集めることをする前に、文章を書き始めようとしてしまう。
素材を意識するとは、「どう書くか」ではなく「何を書くか」に集中するということです。それだけで、今の私のように、書き終えるまでのスピードは10倍速くなります。
毎日記事を書かないといけない、新聞記者も同様だ。新聞記事の内容はほとんどが素材でできている。素材を組み合わせているだけなので、素材さえ集まれば文章書く事自体に時間はかからない。
読者が嬉しい素材とは?
ではどのような「素材」が読者にとって嬉しいのだろうか。それは3つある。
- 独自の事実
- エピソード
- 数字
この3つの内容できるだけ多く集めることが、文章書くための秘訣だ。素材が集まれば文章の9割はできていると考えても良い。素材はできるだけ多く集めよう。必要なものは後で削れば良いからだ。足りないものを探して出していくのは大変な作業でもあるだからだ。
文章執筆に時間がかかる最大の原因は、ゼロから文章作ろうとすることです。 書く内容が分かっていれば、つまり、素材が準備できていれば、速く書けるのです。
素材集めのコツ
素材集めをする時のコツも紹介されている
- メモを必ず行う(自分の記憶力は信用しない)
- 箇条書きで行う
- 見たものを書く
- 自分の感覚を書く
- 会話を録音する
文章書こうと決めたら、やることは素材をひたすら集めることだ。集めた素材を忘れないようにするために、メモは必ず取ろう。
文章書くことが決まった瞬間から、常にアンテナを立てている。そしてどんどん素材を集める。
文章を速く書くためにできること
僕は、文章を書くことが難しいなと感じていた。それは文章力がなかったり、まとめる力がないのだろうと思っていた。しかし著者が語るにはそうではなく、素材集めが足りてないのだという。
著者ももともとは文章を書くのが得意ではなかった。しかし、文章を書くためには「素材」が必要だと気付いてから、文章を速く・大量に書けるようになったみたいだ。
僕はインプットたくさんしてるんだから、それをちゃんとメモに残しておくということをあまりしていない。理解すると満足してしまうからだ。
それを文章にしようとすると、なかなか書けないという問題がある。理解していることを書き出そうとしても、素材を思い出すことができないので文章にしても説得力がない文章になってしまう。そして、文章を書くことを諦めてしまう。
この本を読んで、もっとメモを取ろうと思った。Evernoteやモレスキンなどを活用し、メモはどんどんととっていきたい。情報をまとめるのがあまり得意ではないので、試行錯誤して良い方法を見つけていきたいと思っている。
- 作者: 上阪徹
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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