「気温がグンと下がり免疫力が低下して、風邪を引いてしまいった」「サプリメントを飲んで免疫力を高めましょう」
風邪の正体は一体何なのでしょうか?
「かぜの科学」という本が、知ってるようで知らない風邪についての衝撃の事実を教えてくれます
かぜの科学:もっとも身近な病の生態 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ジェニファー・アッカーマン,鍛原多惠子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 文庫
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風邪ってなぜ起こるの?😷
風邪はウィルスによって発症します。風邪のウィルスは200種類ほどいます。
風邪は、ウィルスが喉の奥にくっつくところから始まります。体が「なんか入ってきたぞ」とウィルスを排除しようとして、免疫反応が起こります。
例えば、咳やくしゃみは物理的にウィルスを排除する免疫反応です。
また全身で免疫反応を起こし、体に熱を出してウィルスを排除しようとします。
風邪は免疫反応による炎症だ🔥
しかし、この免疫反応が過剰に起こりすぎて炎症を引き起こし、辛い思いをします。
必要以上の咳が出たり、つらい高熱が出たりします。初期でウィルスを除去できなかったため、全身への炎症反応として症状が現れてしまいます。
この炎症こそが、私達が「風邪」と認識しているものです。
免疫力が高いほど風邪をひく💪
風邪は免疫反応が過剰に起こりすぎた結果の炎症反応でした。つまり免疫力が高ければ高いほど風邪をひくわけです。今まで持っていた風邪のイメージと180度違いますよね。驚きです。
これを逆に考えると、免疫が弱いと風邪は引きにくいということになります。ウィルスに反応しませんので、炎症反応も起こりません。
しかし、免疫機能が働かないと、ウィルスが体に蔓延して重病になってしまいそうですね。
炎症が問題 🤔
免疫反応が働くことは問題ではありません。ウィルスを体内から除去するための重要な生理機能です。
問題は、免疫反応により「炎症」が引き起こされることです。
炎症は日常的の食事などの生活習慣によって、蔓延的に体に蓄積されています。
この炎症のレベルが高い人ほど、免疫反応により炎症が体につらい症状として現れてくるわけです。
風邪は免疫力が低下したわけではない💡
風邪の原因から、なぜ体にツライ症状が現れるのかを説明しました。なんとなくイメージしていた風邪とは違ったのではないでしょうか?
本当に「免疫が低下したからじゃないの?」と思う人もいると思うので、僕が「なるほど!」と思った面白い話を次回書きたいと思います
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かぜの科学:もっとも身近な病の生態 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ジェニファー・アッカーマン,鍛原多惠子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/12/19
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