英語スラスラと話せるようになりたいですよね。僕もほとんど話せないので、話せるようになりたいなぁとずっと思っています。
受験勉強が終わってからの「英語の勉強」というと英会話のイメージが強いですよね。「英語の勉強し始めたんだ!」という友人に「どんな勉強やってるの?」と尋ねると「英会話!」と答える人が多いんですよね。
特にスピーキングの練習を、スクールやオンライン英会話で始める人が多いんです
本当にこの勉強方法であってるのでしょうか?
- 作者: 白井恭弘
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- 発売日: 2012/01/15
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インプットが全然足りない
「英語習得の科学的な方法」でも紹介したとおり、英語の勉強する順番は「リーディング/リスニング」を学んでから「ライティング/スピーキング」なんですよね。
特に英語の勉強初期の頃はインプット重視で勉強を行う必要があることが科学的にわかっています。そして、日本人は特にインプットが足りてないと言われています
またスピーキングのようなアウトプットの練習は、最高でも英語勉強にしめる割合で3割と言われています。英会話だけの勉強をやっていてはいけません
間違って覚えてしまうリスク
また英会話を初期に学び始める弊害は他にもあります。それは間違った英語が身についてしまうというリスクです
「これについてどう思いますか?」を英語で言うとどうなりますか?
7~8割程度の日本人が「How do you think about it?」と答えます。英語が流暢に話せる人でも間違えるケースがあるそうです
答えは「What do you think about it?」です。しかし、英会話ではなんとなく通じてしまうので「伝わった!」と勘違いして、修正されずに覚えてしまうんですね
これが、英会話から英語を勉強し始めるリスクです。怖いですよね。
文法訳読法の弊害
ではなぜ、「How do you think about it?」が正解と考えてしまったのでしょうか。それは文法訳読法による弊害です。
文法から直訳することを慣れてしまっているので、「どう」という日本語から、すぐに「How」が思いついてしまってるわけです。こういう勉強方法しかやってこなかったので、仕方ないわけなのです
では、これを避けるにはどうしたら良いでしょうか?インプットを大量にするしかありません。
生の英語にたくさん触れることで、身につけていくしか方法はありません。覚えようと思っても、量が膨大にあるため、意識的に覚えるのは不可能なのです
やっぱりインプットが大切だ!
英語の勉強をしはじめると、どうしても「英語が話せない」ということに目が行きがちです。
しかし、よく思い出してみてください。テストでは英語を読めてる気がしますが、本当でしょうか?ぜひ洋書を読めるかどうか確認してください。きっと読めないことにショックを受けるはずです
かくいう僕も、子供向けの洋書がスラスラ読めない状況です。去年は「英語の勉強といえば英会話だ!」と思って勉強していましたが、インプットすらままならないことに、とても反省しました。
英会話はいったん忘れて、大量のインプットをすることをおすすめします!
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