「甘い酒」はロザケア(酒さ)を引き起こすかもしれない。ロザケア(酒さ)とは、赤ら顔や敏感肌などが症状として現れる皮膚病のことである。炎症性の皮膚病だ。アトピーやアレルギー性の皮膚炎と症状が似ている
ロザケアは様々な要因が関わっていると言われている[1]。しかし、新しく出た研究では白ワインとリキュールが、女性のロザケアのリスクを一番高めるかもしれないということがわかった[2]。「甘い酒はダメ」と覚えておくと良いだろう。
なぜ白ワインだけがダメなのか
なぜ白ワインはダメなのに、赤ワインは良いのだろうか。ロザケアは、炎症性の皮膚炎だ。炎症性なので、免疫の暴走が原因だ。つまり免疫の制御機構が上手く働かないため、肌に症状が出てしまってる状態である。
赤ワインは腸内細菌を活性化させることがわかっている[3]。腸内細菌はTレグ細胞を活性化させ、Tレグ細胞は免疫の抑制をする。なので、ワインでも赤ワインは影響が見られなかったのであろう。
炎症を抑えよう
甘い酒はロザケア(酒さ)のリスクを高めることがわかった。ロザケアだけでなく、それ以外の炎症を引き起こす可能性も高い。炎症は様々な病気とも関係が深いことがわかっている[4]。「甘い酒」はやめよう。ロザケア(酒さ)が治る可能性も高い。
また、腸内細菌を整えることも大切だ。プロバイオティクスなどで、腸内環境を良くすることを心がけ、炎症を抑えよう[5]。
おまけ
炎症について知るには、免疫を学ぶと良い。
新しい免疫入門 自然免疫から自然炎症まで (ブルーバックス)
- 作者: 審良静男,黒崎知博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (6件) を見る
炎症の怖さを知ろう
腸内環境が、免疫に重要であることを学ぶのも重要だ
- 作者: ジャスティンソネンバーグ,エリカソネンバーグ,Justin Sonnenburg,Erica Sonnenburg,鍛原多惠子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/11/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
赤ワインは腸内環境を良くしてくれる