お酒を止めた。そして止めてから2ヶ月がたった。止める前まではお酒は好きで、クラフトビールやウィスキー、ブランデーを好んで飲んでいた。ウィスキーはアイラモルトが好きだったので、ハマっていたほうだと思う。
さて、お酒はスパッと止めたわけではない。徐々に、徐々に品種や量を減らしていった。そして、最後には全部止めてしまった。その経緯を話したい。
ビールは天敵だった
まず止めたのは、ビールだった。僕は、どうも小麦がダメみたいで、小麦を止めてからアレルギー性鼻炎の発症が減った。ビールは小麦が原料として入っているものが多い。ビールを飲むと、やはり鼻の調子がおかしい。お酒の中で、ビールは真っ先に止めた。
同じ小麦が原料のお酒でも、ウィスキーは蒸留されているので、それほど小麦成分が残ってないみたいだ。飲んでみたところ、鼻への影響は少なかった。それでもお酒を飲むと、やや鼻は詰まっていた。
赤ワインは唯一の味方?
次に、赤ワイン以外のお酒を止めた。やっぱりお酒は健康には悪影響だ!という研究がたくさん出てきたので止めた。それまで信じられていたお酒が健康に良いという研究は、統計処理のミスがあり正しく計算し直すと、優位な差は出なかったとなっている。
しかし、赤ワインだけは別だった。むしろ逆に腸内細菌を元気にするという研究もあるぐらいだ。フレンチ・パラドックスといって、フランス人は他の国に比べて不健康な生活をしているにも関わらず、健康なのは、赤ワインを飲んでるからなんじゃないかという話もある。赤ワインに含まれているポリフェノールの、アンチエイジング効果は有名だ。
赤ワインを日に1〜2杯ぐらいであれば、運動などの健康的な生活をしていれば悪影響は相殺され、良い効果を得られるんじゃないかというのが一般的な見解らしい。最近出版されている健康系の本にも、お酒は勧めてないが、赤ワインだけは1〜2杯勧めているものが多い。
アルコールが脳を縮める
しかし、どうも最近はお酒は旗色が悪く、少しでも飲酒量が増えると脳が縮んでしまうという研究が発表された。海馬が縮んでしまうことがわかっており、脳力を最大化したい僕にとっては大打撃なのだ。
とはいっても、この研究では赤ワインと他のお酒を分けては研究されていない。なので、赤ワインだけは依然としてポジティブな可能性がある。現状では、何とも言えない、というのが正直なところだ。
いっそのこと、辞めればいい
さて、それでいて、なぜ僕がお酒を止めたのか。それは、瞑想合宿でのルールだ。瞑想実践編に書いたとおり、瞑想の実践には飲酒は禁止されている。このルールは帰宅後も守るべきだと言われているため、守ろうと決めたのだ。これが大きなきっかけとなった。
他にも理由がある。それはワインを1〜2杯でやめようと思っていても、無理なのだ。飲むと、飲んでしまう。バカっぽい話だが、仕方がない。あと、ワインが置いてない店があったり、あったとしても安物のワインだと、飲むものがない。
仕方なくハイボールなどを飲んでいたが、これでは全然ダメである(なにをやっているのだ!)。なので、いっそのこと全部止めたいとは思ってたので、ちょうどよかった(ワインでも鼻は詰まる)。
止めてみて、わかったこと
さて、酒をやめて2ヶ月どうなったか。まずは、お腹の調子が良いように感じる。リーキーガットの原因の一つがお酒なんじゃないのとも言われているので、効果が出たということなんだろうか。最近はココアをがぶ飲みしているので、こちらも影響ももちろんあるだろう。
僕のアレルギー感知器である鼻の調子はあまり悪くなることはない。また体は軽くなったように感じる。睡眠の質も上がってるように感じる。
お酒を飲みたくなるか?と聞かれると、特に飲みたくはならない。味は好き(だと思ってた)だが、もう酔うのは嫌だという気持ちになっている。これは瞑想の効果かもしれない。あとは、飲んでたほうが〇〇できるみたいなことがあるかなぁとは思ってたけど、どうもなさそうだ。
困ったことは、飲み会で、飲めるものが殆どないことだ。飲めるものがウーロン茶ぐらいしかない。ウーロン茶ですら、カフェインが入ってるので、あんまり飲みたくない。炭酸水が飲みたいのだが、メニューとして出しているところが、案外少ない。ノンアルコール頑張ってくれ!砂糖とカフェインが入ってないもので、美味しいものを頼む!!
そして、お酒をオーダーしないと、やや微妙な雰囲気になるのだが、それは慣れた。ちなみに、みんなが酔いはじめると、それを見てるのは面白い。