野菜に含まれているカロテノイドを摂取することは大切だ。ニンジンに含まれているβカロテンやトマトのリコピンなどがカロテノイドだ。
カロテノイドは様々な病気の予防に効果があるとわかっている
- 心臓病
- 癌
- 生活習慣病
生野菜からカロテノイドを接種するのは難しい
しかし、一方で、野菜からのカロテノイドは体内に摂取するのが難しい。生の野菜の吸収率はとても低いのだ。
- 生のニンジンのβカロテンは1〜3%程度しか摂取できない
- 生のトマトのリコピンは1%以下
なので、サラダで食べる時は気をつける必要がある。摂取したい成分が、上手く採れてない可能性があるからだ。
さまざまなドレッシング
さて、サラダを食べる時は、ドレッシングを使っているだろうか?最近では様々なドレッシングが作られており、カロリーOffや脂肪0のようなドレッシングを選ぶ人も多いだろう。
アメリカでは、20%の男性が、33%の女性が、ローカロリーなドレッシングを選んでいる。これは、カロリーや脂肪が悪いものであると考えているからだ。
Twitterでアンケートしてみた結果がこちら。塩のみ人もいる。
— じぇい@PEAKを生きる (@kasajei) 2018年5月13日
脂肪は含まれているべき
しかし、脂肪が含まれてないドレッシングをかけると、野菜のカロテノイドが全く摂取できないよ!という論文があったので紹介したい[1]。
カロテノイドを多く含む野菜(ほうれん草、レタス、ニンジン、トマト)のサラダを
- 0gの脂肪
- 6gの脂肪
- 28gの脂肪
が含まれているドレッシングを使って、被験者に食べてもらった。そして、血液検査で、
- αカロテン
- βカロテン
- リコピン
の血液量を調べたそうだ。
- 0gの人→カロテノイドを吸収できず、変化なし!
- 6g < 28g → 脂肪が多いほうがカロテノイドがより多く吸収された
カロテノイドを摂取するには脂肪が必要だ
サラダの野菜から有効成分であるカロテノイドを接種するためには、脂肪が必要だ。生のサラダのままでは体内に吸収できないことが分かる。
今回の実験では、キャノーラ油が使われているが、みなさんはオリーブオイルをかけて食べましょう。寿命が長いと言われているクレタ島の人達が、サラダにオリーブオイルをたっぷりかけるということを思い出した。
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